みなさん、「キュレーションサイト」ってご存知ですか?ここ最近で有名(炎上?)になったサイトで言えば「Welq」などがありますね。昔から存在する「NAVERまとめ」や「All About」などは、グーグルで検索する時に一度は見たことあるのではないでしょうか。ざっくりいうと、なんらかの情報をまとめた「まとめサイト」のことだと思っていただければと思います。
グーグルの評価が高ければ高いほど、検索順位が上位になるので、上記に記載したサイトなどは、グーグルの評価が高いサイトだといえましょう。
さて今回は、そのグーグルの評価が高いサイト、キュレーションサイトのSEOが強い理由を、1200万PVサイトの責任者が自身のSEO経験を元にややブラックな視点から4つに分けてご説明したいと思います。
1.内部SEOと記事構成がうまい
1)グーグルに好まれやすい記事になる
内部のSEOがグーグルに好まれやすい構成になっており、その結果、検索順位の上位を取得できるということになります。
大前提として、現在はグーグルのアップデートによって「ホワイトハットSEO」が検索順位を上げる手立てとなっていくものですが、僕の会社のサイトの競合や取りたいキーワードなどの検索順位変動を見てると、さほどブラックなSEOをしていない限り体感的にはグーグルにまだ浸透しきっていない感があります。
具体的にはh1、h2タグの使い方や、読まれやすいタイトルを熟知して使いこなしている点ですね。
良質的なキュレーション・メディアサイト(All About等いいですね)では上記のSEO技術を駆使しながら、専門的なライターを雇って品質の高い記事を投稿して検索順位の上位にいます。
問題になったキュレーションサイト「Welq」などでは上記のSEO技術を駆使しながらライターも雇ってはいるものの、記事品質の低い投稿を大量にして検索順位を上げていました。
2.記事の投稿頻度が多い
1)更新性が高いとドメインパワーが上がりやすい
更新頻度が高いサイトはドメインパワーが上がりやすくなり、グーグルからの評価が高くなる=検索順位がサイト全体的に上がりやすくなります。ぶっちゃけ得意なキーワードがあって、ページランクが4以上もあれば、大体の狙ったワードはコンテンツを作成すれば上位には確実に食い込みます。
ただ、更新性が高いからと言っても、内容の無いものばかりだと、狙った順位に食い込ませたりするのは難しいです。記事のリライトやコンテンツの更新なども、有益な情報をプラスで掲載したりすることなどで、初めて有意義な更新とみなされ、グーグルに評価されます。
例)「ほにゃらら.jp」というサイトあり、「ほにゃらら」というワードに関して、サイト内でコンテンツや記事を多く作っていて、アクセスも多くあったとします。その場合、新しい記事などを作成するとき「ほにゃらら + ○○」などのキーワード検索順位は至極取りやすくなります。
なので、それほど品質的に高くない記事でも、検索順位の上位に上がりやすくなります。将来的にグーグルは低品質なキュレーションサイトやメディアないし、記事やサイトは下げちゃいますよ?って言ってますが、まだまだ細かくは選別されてはいないとは思います。
3.画像を多用して滞在時間を延ばす
1)滞在時間が長くなるとグーグルの評価が上がる
サイト内やコンテンツ内での滞在時間が長いと、よく読まれているコンテンツとみなされて、それだけでグーグルからの評価が高くなり、結果として検索順位の上位の切符を手に入れます。
画像を入れるだけで記事に注目させ、さらにはスクロールされることによって滞在時間は大きく上がります。
良く、キュレーションサイトなどでは、「この画像…文章に関係ある…??」と思ってしまう画像が、記事内にチラホラあったりすると思います。
「NAVERまとめ」などは、専門のライターのみのサイトではないので、そういった事例がいくつか見受けられますね。
4.被リンクが多い
1)被リンクが多いと評価の高いサイトとみなされます
被リンクとは、他のサイトなどに自社ページのリンクが貼られていることを指します。この数が多い+貼られているサイトの品質が高いほど、評価が高まります。
ただ、「相互リンクサイト」や「明らかにSEO対策のためのドメイン」などにリンクすることは、グーグルからNGを出されており、ページ価値も下がるので、こういった被リンクは評価が下がります。
ちなみにTwitterなどのSNSは基本的に被リンクとしては認められません。厳密に言うと被リンクではあるのですが、ドメインからのパワーを受けれないので、被リンクとしての効果は得られません。
まとめ
キュレーションサイトのSEOが何故強いかをざっくりまとめると、
・内部SEOのしっかりしたテンプレ記事素材を使っている
・テンプレ記事素材で多数の記事を量産してサイトのドメインパワーを強くしている
・読ませやすい「気になる」タイトルでキーワードに対する文字数の多い記事を書いてる
・記事が多いので、様々なターゲットをひっかけやすい
・画像を記事内にいっぱい使う
・引用を使い分けている
・被リンクが多いので、サイト評価も上がりやすい
こういったところになると思います。
こういう風に書くと、ややキュレーションサイトに対するディスに見えるかもしれませんが、ディスってはないです。あくまで商売としてのドライな目線で見た時に、こういった要因で上げてるんじゃないのかなーという部分を書き記してみました。
以上、管理人のはざおでした!